未来の住職塾

私も第6期甲府クラスで受講している「未来の住職塾」ですが、現行のお寺の運営をテーマとしたカリキュラムは来年度の第7期で終了とのことです。
受講するか否か迷っている方も始めて知って興味があるという方も、住職塾の実際の評判や評価など気になっていらっしゃると思うので、私が受講を決めるに至った経緯と実際に1年間受講した感想を少しだけ書いておきます。読んだ方が受講を検討する参考になれば幸いです。

 

ほとんどの受講生がそうだと思いますが、私も昨年2月に開催された1日体験教室へ申し込みました。お寺の未来のホームページにもありますが内容は次の通りです。

「未来の住職塾 無料一日体験教室」
・講義『未来の住職塾が考えるこれからのお寺づくり』(松本紹圭)(40分)
未来の住職塾を通じて全国各地のお寺を見てきた講師が、これからのお寺づくりについてお話しします。
・講義『未来の住職塾 学びの価値』(松本紹圭)(60分)
 未来の住職塾の学びの価値についてお話しします。
・未来の住職塾 卒業生の実践体験談・質疑応答(60分)
 卒業生の取組みや成功・失敗事例等、講師を交えた座談会形式でお届けします。
・グループワーク(60分)
リラックスした雰囲気の中で、自坊の未来を考えるためのミニワークを体験します。

http://www.oteranomirai.or.jp/juku/seminar/pre/

 

卒業生の実践報告や実際の講義の雰囲気が味わえるグループワークなど、どれも内容が濃いものでしたが、私が一番印象に残ったのは松本塾長の次のような言葉でした。

「これからは、普通のお寺の時代です。大きな観光寺院やスーパー住職のいるお寺ではなく、普通のお寺が活躍していく時代です。」

この言葉をきいて「ああ、そうだな。ウチみたいな普通のお寺が、それぞれの地域の中で身近な存在として檀家さんや地域の人たちと一緒にコミュニティを作っていければいいな。地域と共に歴史を歩んできたお寺だからこそできることがあるんじゃないかな。」と思い至り、実は元々受講する気満々だったのですが、その気持ちが更に確かなものとなりました。そして、体験教室終わりのチェックアウト(一人一言その日の感想や気持ちを話す。本課程でも毎回あります。)では参加の皆さんの前で「受講します宣言!」をしていました。甲府会場では、私以外にも多くの迷いながら参加した方々が「受講します宣言!」していました。
ですので、迷っている方やちょっとでも興味がある方は「未来の住職塾無料1日体験教室」に申し込むことを強くお勧めします。

 

さて、実際の講義ですが全6回行われます。第6期のカリキュラムについては次のとおりでした。

第1回 「お寺運営の基礎」 社会におけるお寺の立ち位置を確かめる。

第2回 「ビジョン・戦略」 お寺の目標と道筋を定める

第3回 「マーケティング」  檀信徒の思いを汲み取る

第4回 「財務」      次世代に繋ぐための財務を学ぶ

第5回 「リーダーシップ」 寺業計画書を仲間と磨き合う

第6回 「寺業計画発表」  お寺の方向性・行動計画を具体化する

http://www.oteranomirai.or.jp/juku/regular_course/curriculum/

 

およそ2月に1回のペースで開催される講義には、毎回事前課題と事後課題が課されます。どちらの課題も「課題のための課題でなく」確実に取り組んでいくことで寺業計画の作成に繋がるものになっています。

未来の住職塾では、お寺を経営という視点からみていき、一般に経営分析で使われているフレームワークをお寺に合うようにリメイクしたものを使って、様々な角度から自分のお寺を分析していきます。講義の中では聴きなれない横文字も出てきますが、一般的な経営の勉強をするには必須の用語ばかりで覚えておけば、他の文献にあたる際にも役に立ちます。

経営という視点から自分のお寺を見直してみて、弱いところもあきらかになりましたが、それ以上に自分のお寺の強みと価値を見いだすことができました。未来の住職塾の受講を考えている大半の方もそうだと思いますが、私はお寺生まれお寺育ちで大学時代以外はずっとお寺です過ごしていました。長くお寺にいると色々なことが当たり前になっていて、その当たり前の持つ価値にお坊さん自身が気付けていないことが多いです。実際に私はそうでした(きっと今でもまだまだそういったところはあると思います)。徹底的に「受け手目線」を意識し、実際に檀家さんにインタビューやアンケートをとることで必ずみえてくることがあります。

 

これらを通じて、色々な条件がある中で自分のお寺をどうしていくか考え、実行に移していくための枠組みを学ぶことができます。考えるための枠組みを学ぶことができるので、これから先、時代が変わり状況が変わっても、自分自身で計画をアップデートするための地力を養うことができたように思います。

 

そして、もう一つ未来の住職塾を受講することによって得られる大きなものがあります。それは仲間です。
講義やグループワーク、懇親会を通じて宗派を超えて同じ志をもったモチベーションの高い仲間ができ、議論したりアドバイスし合ったりできます。
甲府クラスでは講義以外にも有志で集まりお互いの寺業計画書を磨き合ったりしていました。
この繋がりはこの先も続けていきたい大切なものです。

 

 

全6回の講義と寺業計画書の最終提出を終えた今思うことは、「これからがスタートだな」ということです。せっかく作った計画も実行されなければ意味がありません。受講期間中も色々と試行錯誤をしながらやってきましたがこれからが本番です。きっと失敗もしますが、テイクアクション!トライ&エラー!でその度に軌道修正しながら、お寺の明るい未来を描いていきたいと思います。(ちなみにこのブログも住職塾を受講していなければ作っていなかったでしょう)

 

約15万円の受講料は決して安くはありませんが、私個人の感想としては十分その価値はあったと思いました。自分自身に対する投資として十分費用対効果があったと思っています。(ちなみに受講料は分割納付の相談もできるようです。)
重ねてになりますが、現行のお寺の運営をテーマとしたカリキュラムは来年度の第7期で終了とのことです。少しでも気になった方・受講を迷っている方は、日程が迫っているものもありますが2月に各地で開催される一日体験教室に参加してみてください。

「未来の住職塾 一日体験教室」申し込みは↓
http://www.oteranomirai.or.jp/juku/seminar/pre/

第五期卒業生の齊藤宣裕さんの作った未来の住職塾の受講を迷っている方向けのサイトです。受講にかかる様々な疑問に答えてくれますので、ぜひご覧ください。
https://peraichi.com/landing_pages/view/jusyokujuku

 

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