未来のお寺

葬儀の際には必ず引導文の中に故人の生前の徳を讃える歎徳文を入れて読み上げます。
歎徳文は私自身が故人について知っている事にご遺族にインタビューした内容を加えて作ります。

以前にあった葬儀の際にも同じような手順で歎徳を作っていました。
故人が色々と多方面で活躍をされた方だったので、作りながらふと思い立ち故人の氏名といくつかのキーワードで検索してみました。
すると経歴や功績がわかるページがいくつかヒットしました。
これは!と思いその内容を盛り込んで歎徳を完成させました。
(ネットで調べた内容については遺族にも確認しました)
我ながらなかなか良くできてご家族にも喜んでいただけました。

今やネット上の情報量は爆発的な速度で増えています。
SNSなどを通して個人の情報もとてつもない量が毎日積み上がっています。

そこでちょっと想像してみました。
将来、SNS世代の歎徳文を作る際の一つの参考としてFacebookやInstagram等で故人の名前を検索してその人の人となりを知るようになるのではないかと。
「インスタ映え」などに象徴されるように基本的に皆さん自分の好きなことや誇れることを投稿しますし、それを時系列で見ることができるので、歎徳用の資料としては良いんじゃないかなと思います。

もちろん、あくまで一つの参考としてです。
生前からのしっかりとしたお付き合いとご遺族からの聴き取りがあった上での話です。

ぱっと思いついただけですが、案外数年先には当たり前になっていたりするかもしれないですね。

お寺やお坊さんって古風でアナログなイメージがあるかもしれませんが、テクノロジーを使いながらお寺とお坊さんの仕事もアップデートされています。
そして、これから先その流れは更に加速していくんでしょうね。

  • うまく付き合いながら、使われるんじゃなくて使う側で居たいと思ってます。ぬ

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