節分会の余韻が残る身延山で思う
節分会の余韻が残る身延山へ社会福祉士の実習で身延山福祉会に来た学生さんを案内してきました。
実家が身延町(旧中富町)なんですが身延山にお参りしたのは初めてとのことでした。
色々と説明しながら諸堂を案内したら「とてもいい経験ができた」と大変喜んでくれました。
お参りする前には「仏教と福祉」というテーマでお話もさせていただきました。
同じテーマで新入職員研修でも何度か話をさせていただきましたが、当初に想像していたよりも「仏教の話」って結構皆さん興味深く聴いてくれます。終わった後に感想を聴くと「仏教のイメージが変わった」という感想が結構多いです。
結局今まで仏教に触れる機会が無かったんですよね。私達坊さんは多くの人たちがもっと身近に仏教に触れられる機会を作らなければいけないなと改めて気付かされました。
「仏教」という確固たるものがあって、その対面に「社会」とそれを生きる「人」という変わり続ける無常なるものがある。
両者の間を繋ぐのが坊さんの使命ではないのでしょうか。
だから「社会と人」が変われば自ずと「坊さん」の在り方も変わってきます。
時代のせいにしても何も変わりません。
先人たちは世の状況を鑑みてその時々に仏教を様々な形に変えて人々を救ってきました。
現代において「仏教」が出来ることって結構あると思っています。
これから、もっと皆さんの身近に「仏教」をお届けできるよう精進していきます。