やってみなはれ
「やってみなはれ」
サントリーの創業者鳥井信治郎氏の言葉です。
サントリーでは創業から現在にいたるまでこの「やってみなはれ精神」というチャレンジング精神をDNAとして、現状に甘んじることなく、異分野・新しいことへの挑戦を続ける。「結果を恐れてやらないこと」を悪として、「なさざること」を罪と問う社風だそうです。(参考、引用:サントリーHP)
ここ最近の自分にも常に「やってみなはれ」と語りかけて自分のケツ叩いています。
色々振り返ってみると、結局やらない理由って全部自分の中にあるんですよね。
「失敗するかも」「批判されるかも」「笑われるかも」等など
結局「自分」可愛さに逃げているだけだったなと思ったんです。
できない「自分」
愚かな「自分」
失敗する「自分」
そういったものに蓋をして
できる「自分」
優れた「自分」
失敗しない「自分」
というありもしない「仮想の自分」を作ってスカしていることばかり考えて中身がスカスカでした。
最近になってやっと少し「ありのままの自分」を自覚してさらけ出す勇気というか開き直りが出来てきました。
そうするとだんだん「やらない理由」が小さくなって「やりたい気持ち」が大きくなってくるんですよね。
「自分なんて大したもんじゃないんだからスカしてんなよ」って自分に言い聞かせると、自然と一歩が踏み出せるようになってきました。
「やってみなはれ」のあとには「やらなわからしまへんで」とつづきます。
言ってしまえば至極当たり前なんですが、やってみた後にしかわからないことがあるんですよね。
やらないとその先にはたどり着けないんですよね。
アントニオ猪木の「道」でしたっけ?あれもそうですよね。
迷わず行けよ行けばわかるさ!ってやつ。
今読んでいる臨済宗円覚寺派管長の横田南嶺老師の本に小池心叟老師という方の言葉が紹介されています。
「桃栗三年、柿八年。柚子は九年で実を結ぶ。梅は酸いとて十三年、蜜柑、大馬鹿二十年」
その後に
「最初から勉強しないのは単なる馬鹿で、一所懸命勉強した末に大馬鹿になる」
と続いています。
10年前の自分に切々と言い聞かせたいですね。
「お前馬鹿なんだからスカしてないで、なんでもやって大馬鹿目指せよ」って。